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指導員検定

日時:2009.2.27〜3/1(金〜日)
場所:オクカンスキー場

リポート:あゆみ

合格者:12名(兵庫県)

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2009年2月27日(金)から3月1日(日)の日程で、「2009年度スキー指導員検定会」が開催されました。準指合格から3年目の冬を迎え、私も第5会場である鳥取県の大山スキー場で受検してきました。
兵庫県は合宿スタイルで、私たち“チーム兵庫”は検定会の前日である2月26日(木)に大山の宿に集合です。とは言っても木曜日は平日…みんな普通に仕事やら家事があるので、集合&ミーティングは夜ということになりました。私はといえば…不器用なんでしょうね。検定のことで頭いっぱいで、仕事が手につかないといえば大げさかもしれませんが、それに近いものがあり、また検定バーンを確認しておきたかったので、お仕事はお休みをいただいて朝のうちに現地入りしました。しかも朝一で滑るんかい!?っていうぐらいの早朝出発で…。実は不安な気持ちを静めるために、検定直前の土日も“チーム兵庫”のキャプテンHらさんと大山に行ってきてまして…なんかずーっと大山にいるような気分でした(^_^;)
さて、貴重なこの1日をどう過ごすか!? 私の計画では…
@ まず午前中は不安でたまらない学科の最終確認。
A 昼食後に軽〜く現地視察。
B 早めに切り上げて、お風呂→ご飯→学科の最最終確認→ミーティング→明日に備え、早めに寝る
の予定でした。
が…、宿についてまずしたことは、「おやすみ…zzz。」検定前の約2週間、学科がいくらやっても覚えられなくて、毎朝4時すぎに起きて勉強してたので、慢性睡眠不足(*_*)。そこへきて早朝というより未明の出発。眠くて眠くてたまらなくて…。学科はSAJのホームページに予想問題が載っていて、毎年ならそこからさらに絞られた情報がどこからかまわってくるようなのですが、今年に限ってその情報がなかったんです。仕方ないから、がんばって全部覚えようと思ったけど、いつものことながらスタートが遅すぎて、毎朝起きて勉強するしかなくなってしまった…という訳です。夜はすぐに目が閉まってしまうんで…。そんなこんなで、小一時間爆睡。起きてから勉強するも、焦って全然覚えられない。人のボソボソ言ってるところがやたら気になり、全く集中できず、あっという間にお昼がきました。やばいなぁと思いつつ、気分転換のためにも外にでて、ご飯屋さんを探すもほとんど閉まってる。平日ってやってないとこが多いんですね。やっと開いてるお店見つけて注文して…その間にも単語帳登場!!かなり切羽つまってます。昼食後はゲレンデ行こうと思ってたけど、とてもそんな精神状態ではなく、昼からもお勉強することにしました。徐々に日も暮れ、朝から滑りに行ってた単位受検者組も帰ってきて、だんだん仕事を終えた仲間たちが宿に集結し始めました。結局私は一度もゲレンデには行かずに宿に缶詰…。焦りまくりです。気分転換のためにお風呂に入り、ご飯食べて、また勉強。部屋の机で畳に座って1日勉強してたら、姿勢が悪くてしんどくなって、食堂で勉強させてもらうことに。宿の専務さんがコーヒーを用意してくれて、ご自由にどうぞって。優しいお心遣い、ほんとにありがとうございます(^_^)。そうしていると、他の県連の人も続々と食堂にやって来て、みんなで最後の悪あがき〜。とりあえず全員集合したので、N村監督の号令のもとミーティング開始。実は…、N村監督、みんなのためにお参りに行ってくださってました。ほんとに感謝します。監督が神社で写メ撮ってくださってたので、みんなで携帯に向かってお祈りの儀式…これ、部屋覗かれたら完璧怪しい宗教団体って思われるなぁ。みんなのやばい顔を見て、ミーティングは手短に終了。みんなお葬式のように再び食堂へ。そして勉強…。早く寝るつもりが、気になって寝れない。やばい…頭がぼーっとしてきた。1回寝た方がよさそう、ってことで1時半ぐらいだったかな。諦めてクタクタのヘトヘトのボロボロで眠りにつきました。こうして貴重な1日が終わったのでした…。
そして翌朝5時起床。寝ぼけ眼で化粧して食堂へ行くとすでにみんな勉強中。私も交じって最後の詰め込み…。あれもこれも気になる。結局こんな感じで最後までしぶとくやりましたが、ついに時間切れ〜(>_<)。朝ごはんを食べて出発!!

【1日目】
@ 理論
始まる前の緊張、ピークでした。たぶん、今回の検定の中で1番緊張した。手汗びっしょり。体、熱いし。出たらやばいとこもたくさん残したままの受検になってしまったけど、問題見ると結構書けそうな問題がでてました。手ごたえは、うーん、まぁ、6割は大丈夫そう。終わったことは気にせずに、昼からの実技がんばろー!!
A プルークターン
実技の1発目はプルークターン。体はカチコチ。いろいろ考えてスタートしたけど、気がついたらゴール。大丈夫なんやろか。出だし、なんとなく感覚おかしかったような…。もう終わったし、次。
B 小回り(テールコントロール)
唯一の安心種目。だからといって油断は禁物。いつもどおりと言い聞かせ、スタート。ま、これは大丈夫かな。
C 中回り(トップコントロール)
  ついにきた…。1番の難関。めっちゃ練習したけど、これしか練習してへんいうぐらい練習したけど、なんで?なんで硫安10袋もまくん??たしかに雪はぐさぐさやったけど、ぐさぐさの方がええのに…。みんなでインスペ兼ねて整地して、よし3番スタートや〜と思って集中してたら…、今から硫安まきます言うてから、どんだけまくねん言うほどまいてくださって…。もう1回インスペ入ってください言われて行ったけど、さっきまでのぐさぐさ雪がカリンコリンに早変わり!!ボーゲンでガリガリくだりながら涙でそうでした。おまけにガス発生。1m先も見えないくらいの濃霧やし。動揺しまくりの中で、1番の人がスタート。しかし、なかなか2番がスタートしない。なんで?と思ってると、スタート係の人からアナウンスが。どうも、1番滑走の人が、濃霧とカリンコバーンのせいでゴールで止まれずに、検定員につっこんだ模様…。検定員の安全確保のため、横に移動中なのでしばらくお待ちくださいとのこと。えぇっ。めっちゃ危ないやん。また心拍が上がってきた。濃霧の中、2番スタート。この方もゴールで止まれなかった様子。検定員が見えたらすぐに減速するように、との指示が。怖っ。最悪の状況。これじゃあきっと滑れないという気持ちのまま、やむを得ずスタート…。案の定すっちゃかめっちゃか。この濃霧、もしかしてラッキーやった?1ターン目からずらしてしまいました。いや、ずれてしまいました。こんなバーン滑れへんわっ!!だけど、一応ゴールで止まれました。下で見てた人に聞くと、受検者の8割はゴールで止まれてなかったと…。止まれたら○ちゃう?って。でも、私が止まれたのは、ずれずれで減速してたからなんやけど…。今までの練習はなんやったんやろ?って思った。私…終わったんじゃないかと。やってしまったかな…。と、そこへめちゃめちゃ凄い巧い人が滑ってきました。カリンコバーンなのに、そんなことおかまいなしで、すごい内傾角で滑ってくるじゃありませんかっ!!私、知らなかったんですけど全日とかでてるJ原くんでした。今年は決勝まで残ってましたよね!!巧いはずやわっ。一瞬盛り上がったものの、テンションだだ下がりのまま、本日の最終種目へ。
D シュテムターン
さっきJ原くんが滑ってた時は、霧も晴れてたんですが、私が滑る頃には再び濃霧発生。コース幅、わからへんし…。シュテムターンも気をつけて滑れば大丈夫な種目。だけど、体力的にも気力的にもだいぶ疲れがでてきてて、集中力がちょっと…。結局、霧がはれるのを待つことなくスタート。すると霧の中から突然検定員が現れ、真横を通過。私、ずらしてますよ〜とアピールしたつもりです。

本日の種目、全て終了。みんな疲れ果てたところで、宿までの長距離をがんばって帰らないといけないところなのですが、宿のはからいで途中までお迎えに来ていただきました〜。感謝☆
何よりほっとしたのは、もうこれで勉強しなくていい(はず)ってことです。私はかなり中回りが気になっていましたが、今からどうすることもできないし、不安な気持ちは残るけれど、最後までがんばろうって思って眠りにつきました。
【2日目】
さてさて…朝がきました。今日が終われば、私たちは晴れて自由の身…は言い過ぎか(^_^;)
気になるのは、コブをどこでするのかってこと。センターフォー降りてすぐのところに一応コブはできてるけど、ちょっと距離が短かったし。予定では朝一でコブとトップ大回り(2班に分かれてます。)です。私たちの班はまずトップ大回りでしたが、集合場所に行く時にコブを見にいったら恐ろしいほどガリガリでした。私、コブは好きですけど、これはちょっと…無理ちゃう?って一気に不安になりました。
集合場所に行くと、コブの状況が厳しいので、午前と午後の種目をごっそり入れ替えるとのこと。ほっ=3そして、お昼で中断せずに通してやるとのこと。その方がいい。早く終わってほしいし〜。
E プルークボーゲン
やっぱり一種目目って体が硬い。だけど、いっぱい練習したし、いつもどおりにと言い聞かせてスタート。大きな失敗はないと思う。けど、もう何がなんだかわからなくなってきた。とにかく、集中力を切らさずに最後までがんばるぞ。この種目で思ったけど、兵庫の仲間たち、みんな巧い。みんないっぱい練習してきたんやろなぁ。なんか、すごいスピードでプルークボーゲンしてる人が結構いて、ちょっとびっくりしました。
F 大回り(トップ&テール)
大山のバーンって厳しい。青氷がはるっていう噂は聞いてましたが。日当たりとかの具合によってか、雪の部分と氷の部分がミックスされた状態のバーンになっていて、そこをを滑りなさいと?ウマいことターンをコントロールして、氷の部分には行かないようにしようと思ってスタートしましたが…。やばい、このまま行くと氷ゾーンに入らなければならない感じ…避けることができすに突入。足もとが“ふいっ”って感じでバランス崩れました。ばれないように最後までがんばりましたが、ちょっとマズかったかも…。
G 大回り(トップコントロール)
やっと雪が緩んでいい感じに。これなら大丈夫。気持ちよく滑れました。さっきの大回りはナシってことにしてほしいなぁ〜。
H 不整地小回り(トップ&テール)
最後の種目となりました。コブです。普段は大好きなコブなんですが、検定となるとちょっと緊張。ここで失敗したら目もあてられへんっていうちょっとしたプレッシャーも1人で感じたりして。結局バーンはだいぶ下の方に設定され、滑り出ししかコブがないというちょっと物足りない感じに。ラインは2本。深めでわりと長めにコブがあるラインと、浅めで4コブほどでなくなってしまうライン。深い方で行こかなと思ってましたが、滑走順が結構後ろの方で、見る見るうちにコブが成長していって…。今日は検定、安全に浅い方で行くことにしました。妙に緊張してしまって、とてもぎこちない感じでしたが、特にミスもなく滑り終えました。

 これで全種目終了〜!!
 受検者のみなさん、検定員をはじめ関係者の方々、本当にお疲れさまでした。(検定員の方々は今夜が大変とか!?)不安な気持ちはありますが、今から私たちにできることはただ1つ。そう、神だのみ!!N村監督の提案でみんなで大山寺へ。コントレも兼ねて…ということかな。それにしては、かなりハードなウォーキングでした。大山寺にはビブを持っていって、この番号とおしてね、ヨロシク〜ってお願いしました。が、その直後、みんなで帰りにモンベルに寄ったんですが、その店先で、私…、ビブを落っことしてしまいました…。縁起わるっ。みんなに“あ〜ぁ…”って言われて、1人超ブルーでした。しかし、宿への帰り道、なんとYこりんもビブを落として、おまけに気づかずに踏んづけてる。でも、あんまり気にしてなかったから、私も気にせんとこ。今日はたくさんビールもよばれて、あと、判定会議をしているであろう検定員たちの泊まるホテルにむかって、みんなで円陣を組んで手をつないで、全員合格パワーを宿から送りました。私たちは完全に新しい宗教に染まりました。今日はどんちゃん騒ぎもOKだと思うんですが、みんなそんなパワー残ってないみたいで…。私もさほど滑ってないのに、というか回数券でええやろってくらいしか滑ってないのに、ガンガンに滑った日以上の疲れを感じていて、宴会もそこそこに眠りにつきました。

【3日目】
合格発表の日。兵庫県からもA野さんが検定員として入ってくださっていて、私たちにとってはそれだけでとても心強い存在でした。会場に入るとそのA野さんの表情がとても険しくて…。それが何を意味するのか、とかいろんなことを考えたりして…。そういえば、中回り、まずかったよなぁとか、いろいろ。
このたびの指導員検定会、全国での申し込みが868名。受検者は839名で、合格者はそのうち599名。全国の合格率は71.4%。第5会場(大山)については、申込みが113名。受検者は110名。合格者数は…忘れました。このへんではもうすでに手汗びっしょりだったと思います。
まず、最高齢の合格者発表。広島の方でした。年をとってからこのスケジュールをこなすのって、厳しいと思います。一抜け、いいなぁ〜。
次に、トップ合格者発表。すごい中回りしてた、岡山のJ原くん。合格したらこの人と同期か…って、むこうは私のこと、一生知らんやろうけど。
ドキドキも最高潮に達していましたが、あとは掲示しますので…やって。しばらくお待ちくださいって言うからしばらく待ってたら、後ろの方でがやがや…。うわっ。もう掲示されてるやんっ。いっしょに座ってたTきちゃんと急いで後ろの方へ。私の番号ありました。よかった…。涙でましたね。こんな経験、大人になってからあんまりしてなかったな。あとは、仲間の合否が気になって確認したら、残念ながら1人だけ不合格でした。合格すると思ってた人だったのでびっくりしたけど、学科はとおってるし、単位受検ができるから、来年は種目少ないし、きっと大丈夫!!今年の単位受検者組見てたら、お気楽そうだったし。(あくまでいい意味で、です!!単位受検者のみなさん、ゴメンナサイ。)
とまあ、こんな具合に私の今シーズンは半分終わったのでした。大変そうに書いてしまいましたが、笑いの絶えないいい仲間に出会えて、本当に、ほんとに楽しかったです。これからもずーっとつながっていきたいと思ってます。
それに、監督として私たちを見守ってくださったN村さん、1番近い場所で私たちを支えてくださったA野さんをはじめ、今回の検定に関わられた検定員や役員の方には本当にお世話になりました。また、今シーズンに入ってからたくさんの励ましの言葉をいただいたり、検定前日、当日、終わってからもたくさんの方にメールや電話をもらったりして、私がどれだけ多くの人に支えてもらっているか改めて知りました。できるだけ直接感謝の気持ちを伝えたいと思いますが、そうもいかない方もいますので、ここでお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございました。
最後に、今年は大山なので、検定は来年受けたいと言った時に、今年受けろと言って背中をおしてくれた会長、ほんとにありがとうございました!!
以上、2009年度スキー指導員検定会のリポートでした(^_^)/~



チーム兵庫で一致団結!!
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