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準指導員検定

日時:2007.2.16〜18(金〜日)
場所:氷ノ山スキー場
主催:兵庫県スキー連盟

リポート:
赤い彗星M川
合格者:11名

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 2月22日から24日にかけての準指導員の検定会に望んできました。結果は皆様がご存知のとおりでありますが、自分の中では未だ合格したのか信じられない気分であることも確かです。
 そこで、今回の受検の道程を皆様に知っていただき、今後に受検される際の参考にしていただけれ幸いです。
◎ 戸隠のカレンダー
 昨年末に大阪のタナベスポーツに寄った際、店の前でもらったカレンダーが12月から3月の4ヶ月が一枚になったシーズン物の便利物でした。
小生はこれに準指までのスケジュールをすべて書き込み、いつもそのカレンダーを見て今やらなければならないことを確認したものでした。
 当然ながら、以前にレポートしたように養成講習会までが第一段階、その後の結果次第での検定会と位置づけて取り組みました。
幸いなことに養成講習会が予想以上に良好なこともあり、後は如何に学科と滑りのコンディションを整えるかに留意したところであります。
 話は変わりますが、今年度(19年度)は実に忙しい年でもありました。個人的にも資格試験の受験があり、東京での長期にわたる2度の研修とそして最大イベントの今回の受検です。
まさに勉強漬けの一年のような気がしました。1月の養成講習会の後、月曜日から東京に研修に出発、2週間の研修後の金曜日(2月8日)に帰宅、その5時間後には信州(妙高高原)へベル合宿に旅立つという強行スケジュールでありました。(家のものはさすがに何しに帰ってきたのかと文句をいっておりましたが・・・)さすがに合宿後はフラフラでした。
当然2週間分の仕事は溜まっているだけでなく、イベントを抱えておりましたからその準備とてんてこ前の忙しさでもありました。それでも無事イベントの仕事もこなして遠い川西の地でご苦労さん会をして帰宅の折に川西池田のホームで学科の内容を空んじていたこと、またその部分が試験に出たことなどは昨日のようなよき思い出です。
 前置きが長くなりましたが、要は検定までのスケジューリングを如何に立案するか、また実行段階で常に自分の今の位置(実技であれ学科であれ)を確認できているかを把握しておくことが大事ではないかと思いました。その中で適宜確認しながら時には変更もしながら実行した結果が結局は良い結果に結びついたと思っています。

◎ 学科の対策について
 小生の最後の不安はもちろん”学科”でした。この年齢でマニュアルを読んでも片っ端から忘れる忘れる・・・俺はLDかよ、記憶のメモリーが酒で腐っているのではないだろうか真剣に悩みました。それ位あほになっておりました。
 これはいけないと酒は暫く抜こうと決心し大好きな日本酒、焼酎、ビール全て封印したところです。
 その後、書いて覚えるなる受験勉強の要領でどんどん入れていきましたが、ざるのような脳みそで片っ端から忘れる、また入れるの繰り返しでありました。

 M川式兵庫県スキー連盟準指導員学科対策
○ 過去問を徹底的に研究する。
 これは、出題者の問題の傾向と好みを把握することで、問題の出題傾向の可能性を自分なりに分析しメリハリをつける。
 はっきりいって、教程をすべて把握、覚えることは困難であります。でも、最低必要なことと出るであろうところは、受検の性質上絶対暗記しなければならないことでもあります。そこは、割り切って覚えることそれも徹底的に一言一句間違えることなく覚えることが大事と思います。(何回4条5条6条を書いて覚えたことか・・・)
 今回の教程では16年からの問題が本教程の対象でしたが、過去指導員の「任務」、「停止」、「喪失」の例の4、5、6条の内容は17年を除き全て出題されており、歴史も17年の問題がそのまま使用されておりましたし、同様の問題例えば「トレーニング計画立案の原則」などは毎年出ているところでもあります。私の場合、点数取れるところは必ず取る、それ以外のところは後でゆっくり考えるけど、とにかく、絶対取れる点数は取るんだの強い意志で点を拾って120点オーバーを取るとの心構えで臨みました。(県連の教育部の皆様不謹慎で申し訳もございません。)
○ 配布資料の活用
 学科の養成講習会の資料ですが、出所不明の問題(何回も不謹慎発言すいません。)もあり、「こんなんどこにあんの?」と悩んでしまいました。
 でも、出来るだけ早い段階、つまりシーズンが入る前にプリントの内容については解答しておくことが、準備段階という点では大事ではないかと思われました。
○ 新教程の対策
 来年は教程が改訂されるであろうといわれておりますが、スキー技術の特性などは変わることなどありえないと思われます。そこで新教程と現教程の相違点と共通点に着目し、特に共通点あたりが来年の出題のポイントではないかと勝手な予測を立てているところです。
 いずれにしても、小生も指導員検定を目指して新教程を購入し対策を立てねばなりませんので、その折はまた、ここ出ると思いますなる予想などをやってみたいかなとも考えております。(嗚呼不謹慎・・・でも学科って大変だよね、みなさん頑張りましょう。)

 不謹慎なことばかりを並べましたが、指導者として教程の理解は欠かせないものでありますでしょうし、学科という試験の性質上出来るだけ効率的に勉強し及第点をとるかにあると思います。

◎ 検定会について・・・最後の試練
 過去8年前の受検時の苦い記憶があり、前日から会場に入ることを職場の同僚の理解のもとできたことは大きかったです。
前回は、直前に大雪が降り、こんなコンディションで・・・という位戸惑いがありました。今回はいざ木曜日の午前中に会場入りし滑ってみると左右のアンバラが出てるし、チャレンジの下の不整地小回りの予想バーンはクラスト状態だし、特設バーンはガタガタで一歩間違えればクラストのバーンでどないなるんやろうと不安になりましたが、まぁ何とか滑って降りれるワイとヘルメットのO君やF田さん、A松さんなんかと滑っておりましたがこりゃ大変やでぇと勝手に思っておりました。(天気が良すぎて雪面表面が溶けて、冷えたらアイスバーンやでぇ、おまけでクラストしたら嗚呼大変・・・)勝手なる予想を立ててその日は引き上げてきました。宿屋ではさっさと夕食を摂り最後の学科を12時近くまでやっておりました。
 運命のスタート
 金曜日は6時くらいには起床していました。天候は晴れ、宿屋のお母さんに朝食を早めてもらっていたら、イノセントのK君や同じクラブのS旗さんも到着し丹戸の集会場に向かいました。
受付を済ませ、頂いたビブナンバーが「177」。7が好きな小生としてはラッキーと勝手に喜んでおりましたが、県連の役員の方々のご挨拶の後、いよいよ「学科」・・・やっぱり、4条5条・・ラッキーと逸る気持ちを抑えつつ、一問づつ確実に解答しましたが、しまったと思った瞬間頭が真っ白になった問題が何点かありましたが、開き直って満点取るのが目的やないし・・・と切り替えて最後まで行きましたが、あれ?用語の問題があらへんやないか・・・と驚きながら、結果多分イケテルと確信し会場を後にしたところです。

 午後からは、制限滑降からスタートし「テール整地小回り」、「トップ&テール整地大回り」のスケジュールでした。
 木曜日の家を出発する際、A野先生のダィアリーを見て、7項目を手帳に書き込み、最後の「元気よく笑顔でコースに飛び込む」を今回の小生のモットーで行こうと決意していましたので、制限滑降の1発目はかなりアドレナリンが沸騰状態で、ベーターエンドルフィンが脳下垂体からガンガン出てるのがわかりました。(要は舞い上がっている馬鹿状態)
 案の定、途中の右ターンでオーバースピードからコースアウトしそうになり、あやうく転倒しそうなところを立て直してゴールしました。(左手は地面を触っていたから危なかった。)
 でも、これで大分冷静になれて、続く小回り、大回りとも自分なりに納得の滑りでした。特に小回りはビブを真正面に見せながら1本の線で滑ること。大回りはゆっくりしたモーションで切り換えとクロスオーバーを見せることを心がけて滑りました。これで1日目が終了したところで、宿に帰り酒盛りやと思っていましたが、小生、S旗さん、K君とも1日目が終わった安堵感で早々と寝ておりました。

 試練の2日目は朝から雨。(こんな日に雨なんか降るなよと天を恨めしく思いました。)手袋はぐしゃぐしゃになるも、山に上がってくるにつけて雨から雪に変わっていきました。
斜面状況は昨日とは明らかに変化しており読み面い状態でした。2日目は「トップ大回り」「トップ中回り」「プルークターン」「プルークボーゲン」「シュテム」「不整地」との順番で「トップ大回り」「トップ中回り」ではバーンコンディションが読めないために「角づけ」をおさえて、運動要素をより見せることを心がけて臨みました。結果それが良かったと思います。無理してスピードを出すことよりも、正確な運動要素を表現することが試験に要求されることと繰り返しYJさんやF川さんに言われていることでしたからその点だけを心がけて滑りました。
 その後の低速系2種目は降りしきる雪で普通に滑ってはスピードがでないと思い、特にプルークボーゲンは幅を狭めて滑走性を重視した滑りで”どうだ”と思える会心の滑りが出来たと思いました。(思っても点数と比例するかは微妙なところです。)
 昼食中断後、いよいよ最後の2種目、場所は特設バーン、雪は間断なく降り続き、ローテーションの関係でシュテムは最後から2番目であの場所で待つのは寒かった・・・また、バーンコンディションが上から見てたら雪だまりがあっちこっちにあるはアイスバーンみたいなバーンは見えてるはかなり神経を使いました。自分的にはシュテムは今5か6の出来でした。
 いよいよ最後の不整地小回り・・・相変わらずバーンの状況は良く見えず、結果的に2回程バランスを崩す結果となり、大いに落ち込みました。
木曜日から土曜日まで試練のように変化する天候と雪質、斜面状況でかなりの神経戦となり、終わった瞬間にはがっくり疲れておりました。(つくづく体力無いなぁと実感していました。)

◎ サタデーナイトフィーバー
 当然その晩は宿屋でご苦労さんをやったのは言うまでもなく、ヘルメットのO君のお世話ではつひさんのご好意で場所を借り、有志で大いに盛り上がりました。
日本酒、ワイン、焼酎、ビールがみんなあっという間に無くなる無くなる・・・みんなジュースのように酒を呑んでおり、はつひさん騒いですいませんでした。

◎ 運命の日・・・発表
 一抹の不安を抱きながらの丹戸の集会場行きでしたが、結果的には合格させていただきましたが、うれしいという気持ちより「ほっとした」というのが正直な感想でした。
 でも、同じクラブのS旗さんには来年こそは合格を願うところであります。

 最後になりましたが、今回小生を推薦してくださった会長をはじめ、クラブの方々のたくさんのご支援、本当にありがとうございました。みなさまのおかげをもちまして合格できたと深く感謝しているところであります。
                                                                                               ありがとうございました。。





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