西日本スキー技術選手権大会

◆日時:2013.2.1〜3(金〜日)
◆場所:オクカンスキー場
◆主催:西日本スキー協議会
◆参加者:男子201名 女子66名(ベルSC 男女各1名)
◆レポート:ちぱ

最初に、レポートが遅くなりすみません。それから長文で失礼します。
昨年落ちこぼれ成績だった西日本スキー技術選手権大会に(勇気を出して)2回目の出場をしてきました。ベルからはエースのたーぼーさんと私の二人が大会に出場しました。
今年の兵庫技選では昨年から順位を下げていたので、この大会では昨年の順位を上回りたい、と思っていました。 大会前日の夜、学生時代からの友人Mちゃんから私とゼッケンが並んでいるといううれしい連絡があった。翌日の種目も教えてくれてちょっと明日のイメージが湧いてきた。スキー友達のY本さんも「挑戦する気持ちを忘れずに」と励ましのメールをくれた。そうだ、それをテーマにして思いっきり行こう!と少しの気合いを入れてみた。

当日の朝、緊張しながら奥神鍋スキー場へ向かった。ベルの「チーム脱輪’s」に入会してしまうかと心配していたけどラッキーなことに雪が無くて無事に宿まで到着。 ゲレンデに向かうと見るからにスキーのうまそうな大勢の選手たちがリフト開始を待って並んでいた。この人たちと滑るのか〜と思ったら緊張でお腹が痛くなってきた・・・。
朝のコースオープンで不整地小回りを2本滑り、最初の種目大回りのゼッケンコールに向かった。大回りのスタートは斜面入口から10mほど後ろに設定されていて女子でもスケーティングで助走している。スタートから斜面下が見えないのに!! 緊張マックスで順番待ちしていると今晩同じ宿に泊まる選手のIさんと、レーサーのTさんがいて「大丈夫だから思い切って行きな!」と声を掛けてくれた。それを聞いて本当に大丈夫な気がしてすごくホッとした。
かっこいい助走スタートはできなかったけど斜面に出てからは思い切って滑った。得点を見たら去年より良いかも!ちょうどそばにいた選手のJ平さんにみんなどのぐらい点数出てるのか聞いてみると「女子は80オールが基準ぐらいやろ」・・・そこまで点数出なかったケド思い切って行けたので自分の中では満足満足。 ベルの先輩が仕事の合間をぬって駆け付けビデオを撮ってくれていた。感謝感謝。

1種目が終わり気分が軽くなったところで次は不整地小回り。思い起こせば昨年は周りに知らない人ばかりで心の中で泣きながらスタートを待っていた。今回はいつも隣にMちゃんがいる安心感があり、気持ちが負けないように自分でも心掛けた。
見ているとほとんどの人がコースオープンで一番人気だったラインを滑っている。自分としては一番人気の無いラインがいいと思っていたけど、日本人的発想で人気のある方に心が揺れた。 既に1月に全日本出場の切符を手にしているS本師匠が余裕の表情で順番待ちしていて、同じラインを行くとのこと。それを聞いて安心して人気の無いラインを行くことに決めた。途中でリズムが変わるから注意するようにとの有難いアドバイスもいただいた。
そうこうしているうちにベルのエースたーぼーさんの順番。さっきリフトの上で話していた時は違うラインに行くと言ってたはずだけど、私の勘違いでたーぼーさんも同じラインに行った!しかもすごくいい滑り。このラインが正解かも。
たーぼーさんのいいイメージのまま自分のスタート。挑戦者の気持ちでスピードを出して行ってみた。得点を見てびっくり、81がある!次の瞬間、5審3採制なのでカットされるんだった、と思いだした。それにしても夢の80が二つもあるなんて奇跡だ。

夜は宿ですき焼きを囲みながらその日のハプニングを話題に楽しい時間を過ごした。こんなに楽しく大会の夜を過ごせるなんていい仲間がいてくれてよかった〜。 成績の中間発表では自分でもびっくりの好成績だった。たーぼーさんも参加人数の多い男子選手のなかで大健闘の順位。「今日で大会終わらないかな」とのたーぼーさんの言葉に強く賛同してしまった。

二日目の種目は総合滑降と小回り。
朝から練習しようと滑り出した瞬間ロング板がひっかかり顔面から転倒してしまった。兵庫大会の朝も同じことをやっていて、ちょっと首が痛い。どうか本番は無事に滑りきることができますように。
総合滑降バーンには見事にウェーブが二つできていた。雪質はあまり良くなくて朝からスタッフの方と選手たち総出でコース整備をし、硫安で固めてデラがけする、を繰り返した。日が出ていると雪がゆるみ、曇ると硫安でカチカチになる難しいバーンだった。 総合滑降もスタートが後方に設定されていて斜面が見えない。ドキドキしながらスタート!他の人みたいに助走をする余裕はもちろんない。雪質は 予想に反してやわらかくてスピードが出なかった。途中からゴールまでがスローモーションのように感じたのはもしかしてすごくスピードが遅かったということ?
来シーズンの課題は「スピード&助走」に決定。

最終種目はちょっと苦手意識のある小回り。 以前はジャッジに向かってまっすぐのラインで滑るのが普通だと思っていたけどライン取りが意外と大切だと最近分かってきた。真ん中のラインは荒れ気味だったので少し横のラインを行くことにした。 大会で上位常連のとっても上手い選手のAちゃんが昨夜くれたアドバイスを有難く思いだして頭の中で呪文のように唱えた。順番待ちをしていると不安な気持ちがちょこちょこ出てくるので、出てくるたびにそれをかき消すようにした。
前のゼッケンのMちゃんがスタートしてすごくいい滑りをした!これまたいいイメージをもらい自分の滑りに生かすことができた!いつもの腕を巻くクセが出てしまったけど、ゴールして自分としては点数がよかったのと、全種目が終わったのでホッとした。

結果は昨年の順位から半分の順位にまで上げることができた! 振り返ると今回たくさんの周りの人の言葉に助けられた大会だったと思う。周りの人のおかげで自分の実力以上のものを出せた気がする。大感謝。
また今回、得るものがたくさんあった。課題もたくさん見つかった。すぐに直せないぐらいたくさんあるけど。練習して一つ一つ積み上げていきたい。
最後になりましたが、大会運営者・大会関係者の皆さま、お世話になっているクラブ理事・クラブ員の皆さま、一緒に大会に参加した皆さま、あたたかい励ましの言葉・アドバイスをくださった皆さま、一緒にすき焼きを食べた皆さま
本当にありがとうございました!
【リザルト】※ヴィンテージSCさんのHPへ


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