熱血宣言キャンプ

◆日時:2015.2.21・22(土日)
◆場所:氷ノ山国際スキー場
◆主催:ベルスキークラブ
◆参加者:30人
◆レポート:ヨコチャン

'12/'13シーズンからはじまり、今シーズンで3回目になるベルスキークラブのバッジテスト開催行事である「熱血宣言キャンプ」。 主幹事である赤い彗星さんのイメージからきたと思われる「熱血」の文字が冠につく、熱い2日間が始まった。少しでもこの「熱血」に合った行事になるようにと、毎回サポートで参加してきました。(昨シーズンは指導員検定のため2日目午後からの参加) 今回、赤い彗星さんから主任検定員を命ぜられ、さらなる気合いを入れて初日を迎える。

○1級受検班 7名 (ヨコチャン講師)   ○2級受検班 5名 (レオ講師)
○1級レベルアップ班 3名 (赤い彗星講師) ○世代交流班 2名 (あゆみ講師)
夜お泊りフリースキーでの参加 8名  初日でお帰りフリースキー 1名
2名の急きょ不参加もありましたが、募集人員マックスの盛況さでした。

<初日>
今回1級受検の7名の班を担当させていただきました。今まで複数回受検されておられるクラブ員の方がおられます。なんとか1名でも多く合格まで持っていけるように臨みました。 午前・午後の計4時間で4種目を納得していただけるまでどこまでできるか!の挑戦です。   適度な外向外傾を基本ポジションにする現教程の流れを中心に、皆さん全員がわかっていただけるまで、この基本ポジションの説明をしました。
ポジションを作る上での最強のアイテム、プルークボーゲンのフォームです。なぜこれが最強につながっていくのか・・・・どこまでわかっていただいたか分りませんが、皆さんのお顔を見ている中では、ほぼ全員が理解を深めていただけたと感じています。教程に書いてある言葉だけでなく、自分の普段の滑りや失敗から生まれた自分なりの説明が本当に大切です。 このあと種目としては基礎パラレルになっていくところです。検定種目は小回りは基礎パラですが大回りは実践パラレルです。 自分の経験上、1級受検時は基礎パラレルと実践パラレルの差の理解がしにくいですし、まして滑りでの差を出すなんて到底無理でした。 しかし現在の1級ではシュテムができる前提。基礎パラレルの理解もできているのが前提として見られていると思います。         貴重な講習時間を基礎パラ大回りに使いました。一緒に検定種目の小回りも入れながら両脚の同調の練習、主に山回りで基本ポジションで両脚の圧を板にかけ、そのたわみを解放して谷回りに入っていく一番のメインの部分を何度も実践していただきました。 ある程度できるようになってから実践パラレル大回りへと移っていく。ポイントを説明し実践していただきました。ずらしのポイントや制御方法をわかっていただきたく熱く説明しました 苦笑
そしてずらしの事を頭に入れていただき、次は「横滑り」です。 個人的には1級のポイントは「横滑り」かな?と思っていました。今回講習してみて、「横滑り」は皆さんすごくできておられました。私の講習方法ではなく、当然今までの皆さんの練習の成果であると思います 笑  でも基礎パラのずらしをやってから横滑りに持っていくのは、講習内容として今後も有り!かと思いました。
そして次は一番の問題の不整地小回りです。時計を見ると午前の部終了まで残り15分。 フリー班が作ってくれたと思われるロマンス右コースのコブ斜面へ・・・・・ うわ〜〜1級検定で使いたい半分下からのコブ・・・・ピッチが細かい! どうしよう・・・・ これは難しいかも・・・・でもやりました。スライディングターンのズルドン。 これはダメでした。難易度高すぎてほぼ全員できませんでした。できなくなって頭が混乱していないだろうか・・・・?と心配しつつ昼食。
午後からの講習はコブの失敗の悪いイメージを払拭してほしいので、ロマンス左コースの緩斜面〜中緩斜面での基礎パラ大回りを復習。皆さんばっちりです。この中緩斜面での滑りを中急斜面で同じようにやっていただかないと合格には繋がらないのですが・・・・ <褒めるだけでなくできておられない時や今後への課題的なコメントも人によりさせていただきました・厳しいと感じられた方が居られましたら申し訳ありません m(__)m >
そのあと午後メインのコブです。ロマンス右コースの上部が少々1級には斜面が急ですが、ピッチが広いので講習に使いました。カービングのバンクターンではスピード制御が難しいと思い、いわゆるコブの3つのラインの真ん中を行く方法を説明しました。 勇気を持って上半身を谷(下)に向け、ストックを突いて落としていく。そのときスキーのトップを裏斜面入り口から押えていく。 怖がったらできません。 小回りがうまいのにコブ練習をしたことがないM田さん、「土曜日はどうよ〜?」のリベンジに燃えるヒロキチさん、パラレル大回りで加点の出そうなA木奥さん 等など頑張られました。自信がついたらいいのですが・・・・・
そして時間が来てしまいました。講習の終了です。感想としては、燕合宿参加の皆さんもいい練習ができておられたのか、かなり滑りが良くなっておられたと思いました。聞くとご歴々の先輩指導員の方々の特別レッスンもあったようでした。やはり歴史のあるベルスキークラブならでは! 素晴らしいです。
明日の検定に向かって宿に帰り宴会突入。清水屋さんからの1升瓶(賀茂鶴)2本と赤い彗星さん持参の1升瓶、合わせて3升が宴会半ばですでに皆さんの胃袋へ・・・・・すごい!皆さんお酒でも上達されてます 笑  級別テスト申込書も書いてもらい集金もさせていただき、あとは明日を待つのみ・・・・・・気合いだ〜〜〜!!

<2日目>
7時からの朝食開始。ふとみると見慣れた顔が・・・・1級受検のヒロキチさんのご主人であるキッシーが何やら私につぶやいてます。 「強風のためリフトが・・・・・・・・・・・・・・」  ん? なんか言った? よく聞くと・・・・・「強風のためリフトが動きません。本日は営業いたしません。他のスキー場に行ってくださいと言われました・・・」 とのこと。

今日の検定に向けて準備してきた皆さんの思いも私の初主任検定会も開催されることなく終わってしまいました。呆然としながら、返金したりして皆さんも帰宅の準備。数名はおじろスキー場に行かれたようですが、すでに私はスキー板を履く気力は皆無でございました。
いい感触がでて合格へ燃えておられた皆さん、是非来週の姫協のバッジテストをうけてはいかがですか!?いい感触が残っておられるならチャンスかも!

私の方はまた機会がありましたら、よろしくお願いします。このキャンプの準備をしていただいたクラブ員、後で支えていただいたクラブ員の方々、講師の皆さま方、そしてキャンプに参加いただいた皆様方、本当にありがとうございました。
そしてお疲れさまでした!



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