技術強化合宿(1)

◆日時:2014.12.20・21(土日)
◆場所:奥神鍋スキー場
◆主催:兵庫県スキー連盟
◆レポート:こじひろ

ベーシックキャンプ並びに第一回技術強化合宿が、奥神鍋スキー場で同時開催されました。ベルのメンバー数名はベーシックキャンプに、私は技術強化合宿に参加しました。当日は天気予報通りの雨で朝からテンション下がっていました。技術強化合宿の担当講師は元デモンストレーターの片桐さんです。開校式で開口一番、片桐デモは「今回の開催の趣旨は全日本で予選を突破して、本選で如何に得点をだすかです!!」

私「???・・・・?あれっ〜、やってもうた・・・(涙)」

この瞬間、私は完全に場違いな場所にきてしまったと気がつき、わきの下にいやな汗を感じました。とはいえ、いまさらみんながいるベーシックキャンプ移りたいともいえず、とにかく邪魔にならいようについていこうと心に誓い開校式を終えました。 レッスンは滑らすことをメインにビデオ撮影をしながら行われました。 その中で片桐デモは、シーズン初めは特に低速〜中速域の練習を重点的にすることを言われました。私は低速ならそんなに迷惑を掛けないだろうと内心ほっとしながら、滑っていましたが、低速ほどボロが出るものです。やはり、全日出場者や兵庫県上位ばかりの他のメンバーは低速であってもその動きを理解し、表現をしています。まるで私以外の全員が模範演技のように思えました。

二日間の講習を受講して、いろいろなバリエーショントレーニングをしている中で気がついたことは、外足荷重で外向形を意識させるものが多くあったように思いました。また、腰の位置やニュートラルポジション、肩の向きなど、私が最後まで理解できずにいた、谷回りとはちがい、十年位前に習ったようなものばかりで理解はし易かったのではないかと思います。 なによりも片桐デモのレッスンは熱心で非常にわかり易かったです。宿ではビデオを見ながらの個々の説明や受講生へのアドバイス、夜遅くまで熱心にレッスンをされていました。(県連の方々は遅くまで飲まれていたようですが・・・) わたしは雲の上のような存在の方が懇切丁寧に教えてるのを身近で見て感動すら覚え、この日から片桐ファンになりました。片桐デモは仕事ではなく、心底スキーが好きなんだなと思いました。このような方が斜陽な基礎スキー業界を支えているのだと感じさせられました。

最初はどうなることか思いましたが、終わってみると、シーズン初めにこのような贅沢なデモレッスンを受講できたことは今シーズンの礎になったのではないかと思います。決して片桐デモの趣旨に沿った講習にはなりませんでしたが、少しでも高得点が出せるように兵庫県予選がんばろうと思います。そしていつかは勘違いのおっさん来てるわ!と思われないよう、堂々と技術強化合宿に参加できるようになりたいと思います。 このような機会を与えたいただいたベルスキークラブと兵庫県連に感謝いたします。


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